『シルクロードの経済人類学』勝手に正誤表

シルクロードの経済人類学』勝手に正誤表

見付けた誤植と後に版元提供の正誤表をmergeしました。

序章

頁・行
7頁, 1行 (94頁写真23) (96頁写真26)

あと、「シャフクノフ」が「シャクフノフ」になっている箇所が何箇所かあった。

第1章

頁・行
43頁, 10行 十九世紀好半ば 十九世紀後半
43頁, 13行 争うところとなりリヒトホーフェンの(ドイツは結局立ち遅れた)、 争うところとなりリヒトホーフェンのドイツは結局立ち遅れた。そして、
82頁, 註35末行 同『牛国 同『中国
85頁, 4行 ルートを王国を作ったが、 ルートを断片的に使わざるを得なかったが、元来それ以外のすべては北寄りの道を使った。これを使って(通って)早くも紀元前八世紀にはスキタイことサカ人がエニセイ川上流域から黒海北まで至っていたし、コーカサスを通ってメソポタミアまでも至って
89頁, 2行 入ってくる。 入ってくる。(写真5参照)
96頁, 10行 ウソンの旧居住地を ウソンの旧居住地と
101頁, 11行 同族であろう考えている。 同族であろうと考えている。

第2章

頁・行
106頁, 6行 対源書簡などに 漢書簡などに
114頁, 1行 丁零も後者も突厥 丁零も高車も突厥

第3章

頁・行
150頁, 3行 祖父に当たる。 曾祖父に当たる。
156頁, 註56の2行 チュクル系 チュルク系

第4章

頁・行
179頁, 10行 真東から20度東に 真南から20度東に
186頁, 註62の1行 ブハラの王城(アルクド) ブハラの王城(アルク)
187頁, 写真37 ブハラの王城アルク ブハラの王城アルク
203頁, 図9の上部 チューイリスト山脈 チューイリスキ山脈

索引

頁・行
2頁, 右段4行 岡田秀雄 岡田英弘
4頁, 右段21行 郅子(さっし)単于 郅子(しっし)単于 →シの項へ移動
5頁, 左段19行 斉明天皇 斉明(さいめい)天皇 →サの項へ移動

シルクロードの経済人類学

シルクロードの経済人類学―日本とキルギスを繋ぐ文化の謎
 

ひとまず買うた。読むのはこれから。

去年の発掘の報告書が、英語とロシア語の両方で載ってる。

参考文献リストなど

とりあえず出てきた参考文献を列挙してみて、ついでに関連情報を追記。

全編を通して、

  • 「塞外民族史研究」上・下
  • 「西域史研究」上・下
  • 白鳥庫吉全集』第4〜7巻 (岩波書店)

序章

pp.14-15

現在のDNA研究のレベルからは、文化や社会的要素との関わりを決定的な形で言える可能性は少ない。【中略】現日本人のDNA的起源について言えることはY染色体亜系分布に基づいたごく大まかでわずかなことだけで、それは(従来南方系かと思われていた縄文人を含めて)北方ユーラシア起源と思われる因子が多いということ、日本にはC、DE、FRという三大亜系グループが「同時かつ同一地域に」見られるという「世界唯一」の特徴から各人種の最終避難地点だった可能性が高いということだけである。

この2冊が、抑制が効いてて信頼できるとのこと。

黒テンの道についての、シャフクノフの研究報告。

ШАВКУНОВ Эрнст Владимирович

ШАВКУНОВ Эрнст Владимирович

Заведующий кафедрой археологии, этнографии и истории мировой культуры Дальневосточного государственного университета; родился в 1930 г.; доктор исторических наук, профессор, действительный член Академии социальных наук; основные направления научной деятельности: политическая история, история и археология; увлечения: резьба по камню, семантика древних рисунков.

Дата публикаци: 25.11.2001

シャフクノフというのはこの人だろう。ここの参考文献に挙ってるのもそうだろう。というわけでさらに検索したら、ここに著書が4冊挙ってた。

飛鳥とペルセポリスが繋がるという従来からの指摘の例は以下のほか多数あるとのこと。

第1章