現代文と格闘してます 例題1: 青木保『文化の否定性』(3) 要約の続き

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はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなグループ日記 - 機能変更、お知らせなどの続き。

というわけで、前回の段落毎の要約の説明。

I. この部分は出だしなので、話題の提示だから、前々回見たように、「〜時代は - どうだ」というふうに2つの要素を纏める。

II. (8)がこの部分のまとめなので、(8)を中心に纏める。前々回見た構成を意識して、「(3)である一方で - それと同時に、(4)〜(7)でもあることが - (8)の後半」という繋がりになるように纏めた。

III. この部分は、IIで描写したような「困難な状況」がどういう仕組になっているのかを説明している。

「情報化と国際化の時代において、人々は従来と異なり、身近に付き合うことが多くなる」ことが、次の2つに帰結する。

  1. 文化の差異が細部まで際立つ→統合的価値観が解体
  2. 世界が一つに繋がって、共通了解が必要だよね→より包括的な統合原理の要請

これら3要素をもれなく含めて書けばよい。

IV.

うーん、困ったぞ。前回附けた見出しは良くなかった。というわけで訂正。

要約: 日本でも同様に、「国際化」のかけ声と「自文化中心主義」が同時に強まっているが、後者の前者に対する否定性を認識して、「自文化中心主義」を抑えるべきだ。

見出し: 文化の否定性を認識して「自文化中心主義」を抑えよう

この部分は、IIIで出された相反する2要素のうち一方をとれという主張なので、そう書く。